R18、成人向け 凌辱系BL長篇小説 & 商業誌/同人誌紹介 サイトで読める小説有。晶山嵐個人誌情報

白き月の裏_本文見本

同人誌?白き月の裏
サイト小説?

設定だけ未来です。(ガンダムっぽい世界観?)




 人類は荒廃した地球に見切りをつけ、他の惑星、衛星に移住していた。
 後に、初移住した歳を地球歴元年と定め……現在、地球歴五〇四八年。
 惑星だけでは飽き足らず、人類は衛星コロニー(人工居住区)を作り移住し続けた。
 惑星やコロニーは次第に力を持ち、地球の政府から独立し、国家となり、利権を巡り、宗教を巡り、争いが繰り返されていた。
 地球に近いほど、最初に移住された星であり……古い技術で作られた都市となることが多い。居住環境の原始的なコロニーは荒廃の一途を辿っていた。
 各国は自国を守るため、敵国を攻めるため。攻撃型宇宙船とは別に、コクピットに人が乗る作業用ロボットを攻撃用に改造して使用していた。最先端のものは『機神』と呼ばれ、一国が買えるほどの金で売り買いされている。
 安いものは大地を這いずるしかできないが。水陸両用から空を飛べるものまでが陸軍。大気圏から宇宙空間で使えるものが空軍仕様として分類されることが多い。
 酸素造成装置などの環境操作のおかげで、どの星も、酸素と緑なす森に覆われていた。
 各惑星に衛星「月」はあるが、最初に地球外に移住したのが地球の月であった。そのため、地球の衛星である「月」だけは「ルナ」として独立している。他の惑星の月はその惑星の属領だ。
 比較的古い技術で作られている地球をふくむ太陽系は、今、まさに激烈な戦争のただなかだった。
 ここ、火星とルナの間でも。
 ある日。火星の上空で……機神同士の争いがあった。
『サラマンダー・ダルク、それはどこの機神だ? かなり型が古いように見えるが』
「はーい、ボスゥ…………うーん、ルナのみたいですねぇ……かなり古い……よくここまで飛んできたなぁ……」
 真っ赤な色から『サラマンダー』と呼ばれる機神のコクピットで、ダルクと呼ばれた操縦士が管制塔に応える。
 耳が隠れるぐらいの明るい茶色の髪は、癖毛なのか、あっちこっちに跳ねているのが愛嬌深い。きりりとした眉に野性的な甘いマスク。司令室からの応答にいちいち肩を竦めてみせる。口元には皮肉な笑みが浮かんだままだ。座っているので判らないが、かなり体格もいい。
『…ザザ……ザー………こちらルナよりの……使者…………自分はホリウチ少佐…和平の使者、カギザキ大佐をお連れ……す…………こち…非武装で………繰り返しま…こちら……和平の使者…貴空港に着艦許可…がいます……ザー……ザザ……』
 サラマンダーのコクピットのスピーカーから砂嵐のような荒れた音が入る。
 それは今、スクリーンに映っている、白を基調にした機神のものだった。火星の技術で言うと、かなりの型落ち機種だ。月は距離的にせめ倦ねてはいるけれど、火星には攻撃力で遠く及ばない。
「うっわ……応答わりー…………和平の使者だって? グリーンランプつけてますよ。白旗だ。ルナの機神です。承認コード確認。予定通りです」
 ルナから今日この時間に使者が来る。それを聞いていたから、ダルクは司令官の命令でこうして出撃していたのだ。
 非武装の証しに、月の機神は両肩のランプを緑色にひからせていた。
『撃ち落とせ』
 司令室からの応答は短かった。
 てっきり出迎えるものと思っていたダルクは、いつもの皮肉な笑みを消して、聞き返す。
「えっ? 使者ですよ? 和平の印にグリーンランプをつけています」
『我が火星に一度牙を向いたものに和平などありえない。撃ち落とせ』
「………………」
『サラマンダーッ! 軍法会議になれてるからといって、命令違反ばかりするなっ! これは国家の問題だ。撃ち落とせ。我が火星はルナを植民地とするのだっ! 和平などあり得ない! それともできないのか?』
「なに言ってんですか。火星最高の機神サラマンダーに向かって………俺が今まで逃した機神なんてないでしょ?」
『ならやれ。あの型は操縦士が二人いる。脱出させずに破壊しろ。ルナへ応答するまえに撃ち落とせ』
「はーいはい」
 ダルクは適当に応えてルナの機神に近づいた。
「撃ち落とすんなら、大気圏にいれなきゃいいのに。サラマンダーなら宇宙空間で迎えられるんだから。なんのかんの言っても司令官も昔気質の人だし、陸軍出身の人だから、空軍を信用してないんだよな……」
 ぶつぶつとダルクは不満を垂れる。
『ガガ…ザー………こちら…ホリウチ少佐…………貴殿は?』
「カイジア・ダルク少尉です………和平の使者ご苦労さま。その名前だと……地球系の…………それも、日本人じゃないのか?」
 最終的に宇宙移民の決定的技術を打ち出したのが日本人だった。
 その後も科学技術において華々しい成果を上げている。地球には殆ど人は住んでいないが、各地に散った『日本人』は重宝されていた。『日本人のよう』と言われると、頭がいい、計算が早い、計算高い、融通が効かない、頑固、などのたとえにもなっている。
『…………ああ…………そう……ほんじん……だ……』
「俺もばあちゃんがそうなんだ。せっかく同郷のものに会えて嬉しいが…………これも命令なんでね……」
 ダルクは、サラマンダーで機銃を構えた。
『なっ……俺は和平のし……』
 最後まで聞かずに、ダルクは機銃の引き金を引いた。古い型のそれは、装甲も柔らかいらしく。一発で風穴を開けて落下する。
「あっ…………判断早ぇなぁ……」
 落下する機体から脱出用ポッドが撃ち出されたのを見て、ダルクは口笛を吹いた。腹にあるコクピッドを撃ち抜いたのだ。最初の一撃で操縦席は全壊、操縦者は死亡していただろうに。ダルクが撃つのを察知して、先にポッドを打ち出したのだ。
 ポッドの落下地点を視認して、ダルクは機神の落下地点に降りた。非武装のそれは、コクピット周辺に大穴を開けて。とても死体を確認できる状況ではない。ダルクはその機体に残弾を打ち込んで粉々にした。
「日本人なら、ナムアミダブツ、かな………………こちらサラマンダー。敵機、撃墜。死亡確認不可能。生存不可能状態です。これから脱出用ポッドを追います」
『ポッドを先に追わんかっ! 馬鹿者っ!』
「あのポッドは一人用ですから。こちらに操縦士が残ってるんですよ」
『とにかくっ! すぐに戻って来い。木星からも機神の一個大隊が来るらしい。お前が先頭に立って撃滅しろっ』
「っとに……人使いあらいなー…………とにかく、確認は俺がします。俺がやったんだから」
『サラマンダーっ! ダルク少尉っ! 戻って来いっ! そっちにはハル大尉をやるからっ!』
「うっせーんだよっ」
 ダルクは通信を切った。そして、ポッドの落下地点へと向かう。




(中略)


「タツ……」
「ぁ?」
 ぽつり、とダルクが呟いた言葉にハルが眉を寄せる。
「こいつ自分のこと『たちゅ』……って言ってたから…………きっと……タツなんとか……なんだと思う……」
「タチュオピシーとかって名前だったらどーする?」
「ふざけんなよ……」
 ゲハハッ、と笑うハルに蹴りを入れて。ダルクは少年を自宅に連れ帰った。
 二DKのダルクの自宅。基地の中のコンパートメントだ。タツと名付けた少年を自分のベッドに寝かせて。ダルクはリビングでハルから受け取っていたビデオを観た。
 それは……タツの記憶の映像だった。
 まだ解析率が万全ではなくて。ソフトフォーカスをかけたような映像だ。音声はない。最初、随分と緑の景色が続いていた。ふらふらと首を動かしているのだろう。景色が落ちつかない。太陽を見ては地面を見て、鳥を見て。地面の花にしゃがみこんで……時々皙い手が写る。湖で写った自分の顔に笑いかけている。その黒い髪にさっき道端でとった花が差されていた。
 ぶれる……画面。いきなり男達が現れた。三人いる。近くにバギーが見えた。男達が笑いながら彼の服を引き裂いていくのが見える。首に掛かっていた認識票らしいペンダントがむしり取られた。
 皙い足が見える。男の中心でそそり立つものが……見えて……自分の最奥に突き刺されるのを……見て……いた。
 画面が無茶苦茶にぶれる。男達が笑っている。地面についている皙い腕。ボタボタッ、と指が濡れていく。地面と、男達の足があった。男の手が近づいてきて……開けた股間が大アップになる。けむくじゃらの男の腹が随分写っていた。
 男達がわらっていた。
 そんな映像が四〇分以上続いていた。
 そして……
 木が……あった。下の方に横枝が出ていて。男達がそれを折り取った。木の幹のアップ。離れたときにはその枝が濡れていた。舐めさせられていたのだろう。
 足が……見えた。男達が笑っている。
 皙い股間が見えた。
 木に……
 今、折り取った木の上に…………最奥を据えられているのが見える。男達にもたれている足が見える。
 男達が………足をもっていた手を……離した…………
 ザシュザシュザシュッ…………
 ギャアアアアアアアァァァァァッッッッ! 
 音は……無い。完全無声だ。
 けれど。
 ダルクは……その声をきいたような気がした。
 その音を……聞いたような気がした。
 男達の笑い声を……聞いたような気がした。
 皙い躰に木が食い込んでいた。
 血が……流れていた。
 空が……蒼い……
 発光……した。
 きっと、ポッドが落ちてきたときの……
 クレバスにぶつかったポッドが地面にひびをいれた。男達の足元が崩れて……ポッドと一緒に、闇の底へ落ちていった。
 躰にささっている木を抜いた。血まみれの両手が緑の上に鮮やかで……
 紅い機神が空を降りてくるのが見えた。サラマンダーだろう。まるで草の上をはいずるように……蛇になったらこんな視界だろうか。
 ぐらり、と視界が歪んで…………ダルクが……いた…………
 ダルクはビデオがザーッ、と砂嵐のようになるのを見つめていた。両手で顔を覆う。
 ダルクの想像どおり。あの皙い躰はむごたらしい目にあっていた。
「キャーッッッ!」
 寝室から悲鳴が聞こえて、ダルクはビクッ、と飛び上がった。寝室に飛んでいく。ベッドの上に少年が起き上がって、頭を振り回していた。壁のすみっこに身を小さくして……ダルクを、見る。
 ダルクはそっ、と電気を付けて、少年の前に膝をついた。
「覚えてるか? 俺だ。あの森で、お前を助けただろう? ダルクだ。カイジア・ダルクだ。
 もう大丈夫だから、痛くないから」
 ゆっくりと、ダルクは言った。少年を見つめて言った。
 彼は何度も何度も濡れた瞳を瞬いて……ダルクをそうと判ったのか。自分の胸に作っていた拳を……ダルクに差し出した。皙い手を開いて、ダルクに差し出した。ダルクは歩み寄って少年を抱きしめる。へぅへぅ……と、彼はダルクの胸に抱きついてきた。
「お前、施設に送られる……って言うから…………俺が、引き取ったんだ…………もう書類も出してきたから。」
「ふに?」
「ふに? じゃなくて。タ・ツ? お前の名前」
「たちゅのっ。たちゅ、たちゅの」
 パッ、と笑って少年は言った。その笑みにダルクも笑ってしまう。
「なんだよ、お前ぇ……本当に舌短いなぁ……タツノか。明日書類訂正してくるよ。タツで書いてたから。良かった…………いい名前だ。俺はカイジア……カイジアだよタツノ……」
「あいりあ?」
「それじゃ原型ねーじゃねーかっ…カイジア……カイジア…」
「あいあ? ……いあ? ……うっ?」
「あっ……」
 うまく言えないのに、タツノは癇癪を起こしたらしい。じっ……とダルクを見て……息を吸って…………ギャーッ、と泣いた。ダルクが必死でタツノをあやす。頭を撫でて抱きしめた。へぅへぅ、と泣くタツノにダルクが囁く。
「じゃぁダルクは? これなら言えるだろ?」
「あうく……?」
「ダルク」
「あう」
「ダ」
「だ」
「ル」
「う」
「ル」
「る」
「ダルク」
「だる! だるだる!」
「お前、二音しか続けて言えねーのか」
「だるだるーっ……ウチュッ」
 足りない名前を叫んで、タツノが声を出しながらダルクのくちびるにキスしてきた。思わず硬直するダルク。それをどう思ったのか、タツノはダルクの顔中にキスして舐めまくった。
「ちょーっまったっ! お前っ犬かよったくっ! うわっ!」
 ダルクに抱きついていた腕が、ダルクの股間にすべりこんだ。長い皙い指が絡みついてくる。慌ててダルクはその指を引き剥がした。
「にゅー?」
「にゅーっじゃねーっ!」
「ぅん? ……ーじ……好き……コレ…………気持ち……いい……ぱーっ……てなる」
「いや、ぱーってなるけどっ……」
 真っ赤になりながらタツノを抱きすくめてその腕を止める。そのダルクの脳裡に、先程の映像が写った。
 ずっと……きっと犯されているのだろう中に。男達の首に皙い腕が延ばされるのを……見た。無理矢理ではない。男達の背中にしがみついている腕が……男達の肩ごしに見えて……いた。
 悦んで……いたのか……
「サージ……いにゃいの…………どこ?」
「えっ?」
 ダルクの胸の中でタツノが呟く。
「サージ…………どこ? だる、しなにゃい?」
「サージ?」
「サージ……」
 こっくし、と頷いてタツノがダルクを上目遣いに見た。皙い指が……己の股間に這っている。皙い頬が……明らかに上気してきて……黒い眸が、うっとりとまばたきしてダルクを見た。
「サージ……と…………しゅゆの…………ぱーってにゃゆの……」
「おいっ止めろよっ! タツノっ!」
 タツノの指の間で、タツノ自身が大きくなっているのが見えて……ダルクは焦った。
 口調とおつむは三歳児だけれど、体はどうみても一五歳ぐらいなのだ。
「いやーっ! ……しゅゆのっ! ぱーってっ……しゅゆのーっ!」
 訪れる筈の快感を止められて、タツノが悲鳴を上げた。それにダルクはタツノを突き放す。
「色キ○ガイだったのかよ…………しゃーねーなー…」
 ダルクは毒づく。どうみても知恵遅れのタツノ。誰かが教えなければそれが罪悪だと知るはずがない。
 ダルクは女性にしか触れたことはなかったけれど。別段、男同士でそんなこと……というモラルが無かったので軽蔑……とか、それでタツノを嫌いになる事はなかったけれど。
「お前も、頭は子供でも、躰は大人なんだもんなぁ…………したくて当然か……」
 ダルクの手が離れた瞬間。タツノは自分の股間に指を這わせた。
「ぁ…………あん……は……ぁっ……」
「あーっ!」
 タツノの指が、後ろにのびようとしたのに、ダルクがその手を抱きとめる。
「ぃやぃやっ……」
「いやいやじゃなくてーっまだ怪我治ってねーんだから……そんなとこに指突っ込んじゃ、だめっ!」
「あゥーーーーッッ!」
 じたばたと暴れるタツノ。それを抱きすくめて、ダルクは思案した。
「とりあえず、気持ち良くなれりゃぁいいんだよな……」
 男と……SEXしたことなどないけれど。
 ダルクはタツノをそっ、とベッドに押し倒した。当然のように、首に皙い腕が絡みついてくる。
「サージィ……」
 すりすり……と。まるで猫のようにダルクの首筋にタツノが頬ずりする。
「サージ、じゃないの、カイジア」
「ゥンウウウンゥ……」
「小犬みたいな声出さない……」
 言いながら、ダルクは結構そのタツノの声に気持ち良くなっている自分を感じた。苦笑する。タツノの喉にくちびるを落とした。
 もう、完全にならされているその皙い肌。それはダルクのくちびるの先で簡単に蕩けていった。乳首を口に含むと、ビクンッビクンッ、と細い腰が跳ねる。ダルクを抱きしめる腕が強くなる。
「ァアアアァンッ…………キモチ……イイ……ン……」
 うっとりとした声があがる。その声に、ダルクは本能をガリリ、と引っかかれる。すがる腕を引き離して上体を起こし、着ていた服をすべて脱ぎ捨てた。素肌で抱きしめられたのに、タツノがさっきよりも嬉し気にしがみついてくる。
 その……皙い肌……
 吸いついてくる……
 ダルクはゾクリ、とした。
 タツノの肌。女でも滅多にいないようなしっとりとしたもので。
「癖になりそー…………」
「ぁやんっ…………さ……じぃ…………さーじっ……」
「それ…………しばらくは赦してやるよ……」
 他の男の名前を呼ばれたのに、ダルクはいっきに萎えそうになった。タツノの耳たぶに歯を立てる。タツノがキャハハッと喘いで肩をすくめた。キュウ、と抱きしめてくれるのに、ダルクはうっとりする。
 女よりも強く抱きしめてくれる腕。
 女よりも蠱惑的な肌。
 脳髄を痺れさせる声……
 駄目だ……と、ダルクは思った。
 この少年に溺れてしまう……と。
 その日。最奥への挿入はせずに、じらしてじらしてじらして……ダルクはタツノを失神させた。次の日も、次の日も…………傷が、治るまで……




(後略)




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